I love Bandit 250 V 〜メンテナンス/カスタム

Bandit 250 V (バンディット GJ77A 後期型)をもとにしたバイクメンテナンス(整備,点検)やカスタム

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ブレーキフルード交換 〜フロント・リヤ〜


ブレーキは安全性に最も関わる部分です。自分で不安だったり無理と感じたら、お店や出来る人にお願いしましょう。

■劣化

劣化とは熱と水分によるものです。ブレーキをかけるとディスクとパッドがすれて熱が発生しそれがフルードにも伝わります。フルードの沸点を超えると気泡が生じ、気体は液体と違い圧力をかけると体積が小さくなります。そうなるとブレーキかけてもスカスカになり効かなくなります。これをべーパーロックと呼びます。

ブレーキフルードは、沸点が高いのですが吸湿性が良い為、時が経つと水を徐々に吸っていきます。そうなると沸点が下がりベーパーロック現象が起こりやすくなります。また水を吸うとサビも生じ、それがピストンやシールを傷つけて液漏れを起こす恐れもあります。


*5年ものです…

■交換時期

ブレーキレバーのすぐ近くにあるシリンダーを覗いたことありますか?本来透明なフルードですが、時間が経つと劣化して黄ばんだり濁ってきます。何年も変えてないなという人は要注意です。透き通った茶色のうちに交換した方がよいです。さらにシールが劣化すると溶けてフルードが黒くなってきます。こうなったらオーバーホールが必要です。マニュアルでは1年に一回、最低でも2年に一回は交換しましょう。

 
*1枚目はフロントで1年経ったもの、2枚目はリヤで5年位経ったもの…

■DOT規格

フルードの沸点の高さの性能を表す規格です。新品時の「ドライ沸点」や吸水状態における「ウェット沸点」、「動粘度特性」などからDOT3〜5というランクに分けられており、数字が増えるほどに高性能になる。BANDITはDOT4指定です。

■交換に必要なもの

・ブレーキフルード


*DOT4規格ならメーカーはどこでも構いません。500mlで1000円前後のもので全然足ります。

水バケツ

フルードは塗装面、樹脂製のものを傷めるので流す為です。

プラスドライバー
8mmレンチ(出来ればメガネ)
チューブ(ホームセンターの熱帯魚コーナーで100円位)
ウエス(ボロキレで十分)
空き缶やペットボトル1本

■手順

作業前に、水を張ったバケツを用意します。

ブリーダーボルトのゴムキャップを外し、レンチ(メガネの方が効率的)をセットしてからチューブをはめ(フルードが流れやすいようになるべく下向きに)、先端に受け(空き缶やペットボトル)を用意。リヤは表と裏の2箇所あるので忘れずに!

 

タンクのネジを外し、各パーツ洗浄していきます。タンクの周りをフルードが飛び散らないようにウエスで覆います。蓋を外すと白いプラスチックカバー、その下にゴムカバー(ダイヤフラム)、これらを外すとタンク内が見えます。

 

タンク内が汚れている場合は綿棒などできれいにします。蓋の裏やプラスチックカバー、ダイヤフラムも白いカスみたいなので汚れていることがあるので、水か新しいフルードできれいにします。水で洗った後はよく乾燥させて下さい。ダイヤフラムに亀裂や割れがある場合は交換です。

フルード入れ替え、エア抜きをしていきます。

・フルード入れ替え

ブレーキレバーを数回あおった後、強く握ったままブリーダーボルトを一瞬緩め、すぐに締めてから、レバーを離します。途中タンクのフルードが底をつかないように補充します。底をつくとエアを吸うので注意。これらを繰り返し、チューブからきれいなフルードが出てきたら、タンクにフルードを満して完了。

・エア抜き

フルードにエアを含んでいると、レバーを握る感触がスカスカになるのですぐにわかります。エアが抜けてくると段々と感触が元に戻ってきます。エアの抜き方は、ブレーキレバーをガンガン動かすと、気泡が上に移動してタンクの底から気泡がでてきます。ブレーキホースをゆするとさらに抜けやすいです。

・荒業

ブリーダーボルトを緩めたまま、ブレーキレバーをガンガン動かして、フルードがタンクの底をつきそうになったらフルードを足して、チューブから新しいフルードが出てきたら、ブレーキレバーを握ったままブリーダーボルトを締め、後はひたすらエア抜きって方法もあります。


*クリックで拡大

エア抜き、入れ替え完了したら、元通りに組み立てて終了です。

バイクで走る前に、念の為ブレーキが効くか確認しましょう!


2005/8/3作成 8/25更新